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そうか!こうすればブログが書ける [若者の中に一人]

相変わらず、いろいろなことに追われまくっています。「ブログを書く時間なんて全然ないよ〜」と思っていたのですが、実はそれなりに日々、文章は書いています。最近の大学はかなり出席に厳しく(これはカルチャーショックです〜)、取り方もなかなか工夫されていて、ダイレクトに名前を呼ぶ授業はむしろ少なく、授業内容についてコメントを求めたり、ディスカッションシートを提出したり・・・とかなりバラエティーに富んでいます。

そんな授業の一つに一般教養の「震災の知・復興の知」というのがあります。文字通り、東北大震災を地質学、原発、ボランティア、経済学などなど、いろいろな角度から検討するもので、毎週、専門教官が来るいわゆるオムニバス授業です。これも一回授業があるたびに、ネットで300字以上のコメントを書かなくてはなりません(あと、2000字以上の期末レポートあり)。

もう学期も後半なので復興編に入っていて、前回は「科学技術に関する専門家と市民の対話」というタイトルで、国家など大きな集団が意思決定する時、構成員がきちんと判断すること、そしてそれを政策に反映するのがいかに難しいか〜などを、主に原発を例に取って聞かせてもらいました。

詳しい内容を書く時間がないので、それに対して私が今晩書いたコメントを貼っておきます。日々、こうした大小の課題やレポートに悩まされているのですが、「それをそのまま載せれば記事になるやん」と、夏休み前に気づくこの遅さ・・・。もっと早くすれば良かった!

では、コメントです。

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今回の授業では、国家や自治体という大きな集団としての意思決定の場面で、どのような操作が可能でバイアスがかかりやすいか、心理学的視点を含めて説明していただき、とても興味深かった。いろいろな調査方法があるが、どれも一長一短で、国民の意識を知る確実な方法とは言い切れない。しかし、政治家や利害関係者だけには任せておけない。専門家の意見はかなり参考になるだろうが、やはり最終決定するのは国民でありたい。

一つの提案として、私は小学校から高校までの初等〜中等教育の間に、「この社会にとって何が大切な問題なのか」「それについてどういう意見があるのか」という知識をしっかりと示し、それに対して各自が子どもなりの考え方を持ちながら、成長とともに意見が広く深くなっていくような、教育方法を取ることを考える。

例えば、スウェーデンの社会科の教科書の翻訳を見たことがあるが、「あなたが○歳になるとできること(権利)」から始まり、社会的問題がとてもうまく提示されていた。もちろん日本なりのやり方を工夫するべきだが、与えられる知識を覚えて使うだけになりがちな教育では、将来起こってくるさまざまな問題に対して、ムードや多数派に左右されないしっかりした意見を持つ大人になることは難しいと思う。大学でこのような授業があることはとても良いが、本当はもっと小さいころから考える習慣をつけなくてはならないと思う。

職につくと日々の生活に追われ、さまざまな利害関係も生じてくるため、大人になってから「初めて」広い視野で物事を考えるのはほぼ不可能だと感じている。
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コメント 4

shira

 300字以上というのはなかなか味のある設定ですよね。ツイッター(140字)だと「意見」しか書けないのですけど、300字を越えると意見プラス「論拠」を各必要が出てきますから。さすが大学の先生はやることが上手です。
by shira (2012-07-11 21:11) 

mai

字数に、そ、そんな深い意味があったのですか〜。「ちょっと長めに・・かな」といたってのんきに構えていました。「出席がわりだろうな」と内容は二の次にしていた脳天気な私です。

そう言えばshiraさん、小論文指導のプロでしたね〜。推敲もなしで空き時間に書いたこんなコメントをお目にかけて恥ずかしい〜です。
by mai (2012-07-11 21:50) 

Ladybird

 たしかに300字とは微妙ですね.昔なら400字,つまり原稿用紙1枚ぶんとするところ.
 今はワープロ対応でしょうから,400という数字に特別な意味はなく,もっと自由に字数を設定できる.やっぱり200じゃダメだろう.じゃあ300だ.300字あれば「評価」できる.よし,それで行こう.みたいな(ちょっと安易か?).
by Ladybird (2012-07-25 02:31) 

mai

Ladybirdさん、どうもありがとうございます。教官はわりとゆるめのイケメンお兄さんで、Ladybirdさんの指摘が当たっているように感じます(願望込み)。
by mai (2012-07-27 23:11) 

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