なぜフィリピン語?? [1年生のとき]
フィリピン語、英語、スウェーデン語と、日夜、語学と悪戦苦闘しているのですが、水曜日だけは語学がありません。これぞ大学の一般教養という感じの一日なので、火曜日の夜は少しだけほっとできます。
とは言っても、この歳になって新たな語学を始めるという無謀な行動に出た私は、若者の2〜3倍は勉強しないと頭に入りません。ゆっくりしている暇はないのですが、ブログも書きたいし・・・。ということで時間限定で書いてみます。
このブログを読んでくださる方は、「なぜ大学?」「なぜ外国語学部?」「なぜ日本語専攻?」「なんでまたフィリピン語?」と、疑問は尽きないことと思います。大きい方(大学)からいこうか、小さい方(フィリピン語)からいこうか迷ったのですが、書きやすいフィリピン語からにします。
なぜ日本語専攻なのかは置いとくとして・・・日本語専攻で出願した受験生は、受験日に副専攻語の希望を出します。これがまた、たいへんなもので、日本語を除いて大学に講座のある24言語について、1〜24までもれなく希望順位をつけて出すという驚き?のシステムです。
それで私が選んだ基準は・・・・
その国に対する興味がもちろん第一なのですが、今回はリタイアメントビザが使える国に絞ってみました。なぜかというと、もし後々希望しても私の年齢以降で外国に長期滞在するのは、普通は非常に難しいからです。
若ければ結婚、現地で留学後に就職、特殊技能があるなど、長期滞在できる可能性がいくつかあります。特にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどは比較的条件が緩いです。しかしアラフィフともなると、留学はできても、その後続けて滞在するのはとても難しくなります。
そのなかで可能性があるのが、リタイアメントビザです。これは、日本人の裕福なお年寄りがタイなどで老後を過ごすという記事などで取り上げられたりするので「ああ、あれか」という方もいることと思います。ある程度、金銭的にゆとりのある中高齢者が、その国に住んで消費活動をすることによってその国の経済にプラスになるということなどから導入されているのですが、使える国は少なくはないのですが限られています。
そのなかで、住みやすさや興味から番号を振りました。1:スペイン、2:ポルトガル、3:イタリアまでは覚えているのですが、なんせ受験でテンパっていたし、合格できるとはあまり思っていなかったので、その後の番号は忘れてしまいました。
確かフィリピンは1桁台後半だったかな??けっこう上の番号をつけました。それは一昨年、オープンキャンパスに行ったとき、聞きたい言語の間の時間にはさまっていて、偶然聞いたフィリピン語のtitserの話がおもしろかったからです!フィリピンのクレオール性(いろいろなものが混ざって融合しているというような意味のようです)をメインにした話で、今まで(寡聞にして)聞いたことのない、ものの見方でした。
演者は熱っぽくフィリピン語専攻の興味深さを語った後で、人がチラホラの教室を見回して、どうも私の方を見て「若い人、もちろん気持ちの若い人も、大歓迎です」と言いました。「うん、確かに私は気持ちだけは若い!」と、それまで若者ばかりのなかで、かなり肩身の狭い思いをしていた私は単純に嬉しかった♩ことを覚えています。
フィリピンはリタイアメントビザOKですが、私は身体があまり強くなく、あの話を聞いていなかったら、もっと下の番号をつけていたと思うのですが、あのミニレクチャーで演者とフィリピンに一気に親近感が湧いてきたものでした。
しかし、住みやすさや言語の使用範囲の広さから、「やっぱりスペイン、ポルトガル・・・・だよなあ〜」と出願したのですが、いかんせん、アラフィフ社会人の身ではセンター試験ではそれほど良い点が取れるわけはなく・・・。一方、副専攻語は阪大外語仕様に圧縮後のセンター点の順番に希望が通ります。スペイン、ポルトガルといったメジャーに近い言語には通らず、「まさかの」か「やはり」かわかりませんが、フィリピン語に決定したというわけです。
今日はもう時間がなくなりました。で、いまはどうかって??まだ2ヵ月の初学者ですが、フィリピン語の重層性を楽しんでおります♩なんせ、現地のタガログ語+スペイン語+英語ですもの。なかなかおもしろいですよ。では続きはまた次回にします。
<追記>
後で記事を読み直してみて、最後の段落で引っかかってしまいました。フィリピン語の重層性は、もちろんスペインとアメリカによる植民地支配の結果であり、当時の現地の人にとっては迷惑千万だったはずです。そのあたりの事情をネイティブの教官の方が重苦しくなくサラッと語ってくれるので(英語で!)、目の前のことでいっぱいいっぱいの私は、言語として興味深く見るばかりでした。その土台にある歴史や人間を忘れてはいけませんね。あくまでも「言語として楽しんでいる」という意味です(>_<)
とは言っても、この歳になって新たな語学を始めるという無謀な行動に出た私は、若者の2〜3倍は勉強しないと頭に入りません。ゆっくりしている暇はないのですが、ブログも書きたいし・・・。ということで時間限定で書いてみます。
このブログを読んでくださる方は、「なぜ大学?」「なぜ外国語学部?」「なぜ日本語専攻?」「なんでまたフィリピン語?」と、疑問は尽きないことと思います。大きい方(大学)からいこうか、小さい方(フィリピン語)からいこうか迷ったのですが、書きやすいフィリピン語からにします。
なぜ日本語専攻なのかは置いとくとして・・・日本語専攻で出願した受験生は、受験日に副専攻語の希望を出します。これがまた、たいへんなもので、日本語を除いて大学に講座のある24言語について、1〜24までもれなく希望順位をつけて出すという驚き?のシステムです。
それで私が選んだ基準は・・・・
その国に対する興味がもちろん第一なのですが、今回はリタイアメントビザが使える国に絞ってみました。なぜかというと、もし後々希望しても私の年齢以降で外国に長期滞在するのは、普通は非常に難しいからです。
若ければ結婚、現地で留学後に就職、特殊技能があるなど、長期滞在できる可能性がいくつかあります。特にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどは比較的条件が緩いです。しかしアラフィフともなると、留学はできても、その後続けて滞在するのはとても難しくなります。
そのなかで可能性があるのが、リタイアメントビザです。これは、日本人の裕福なお年寄りがタイなどで老後を過ごすという記事などで取り上げられたりするので「ああ、あれか」という方もいることと思います。ある程度、金銭的にゆとりのある中高齢者が、その国に住んで消費活動をすることによってその国の経済にプラスになるということなどから導入されているのですが、使える国は少なくはないのですが限られています。
そのなかで、住みやすさや興味から番号を振りました。1:スペイン、2:ポルトガル、3:イタリアまでは覚えているのですが、なんせ受験でテンパっていたし、合格できるとはあまり思っていなかったので、その後の番号は忘れてしまいました。
確かフィリピンは1桁台後半だったかな??けっこう上の番号をつけました。それは一昨年、オープンキャンパスに行ったとき、聞きたい言語の間の時間にはさまっていて、偶然聞いたフィリピン語のtitserの話がおもしろかったからです!フィリピンのクレオール性(いろいろなものが混ざって融合しているというような意味のようです)をメインにした話で、今まで(寡聞にして)聞いたことのない、ものの見方でした。
演者は熱っぽくフィリピン語専攻の興味深さを語った後で、人がチラホラの教室を見回して、どうも私の方を見て「若い人、もちろん気持ちの若い人も、大歓迎です」と言いました。「うん、確かに私は気持ちだけは若い!」と、それまで若者ばかりのなかで、かなり肩身の狭い思いをしていた私は単純に嬉しかった♩ことを覚えています。
フィリピンはリタイアメントビザOKですが、私は身体があまり強くなく、あの話を聞いていなかったら、もっと下の番号をつけていたと思うのですが、あのミニレクチャーで演者とフィリピンに一気に親近感が湧いてきたものでした。
しかし、住みやすさや言語の使用範囲の広さから、「やっぱりスペイン、ポルトガル・・・・だよなあ〜」と出願したのですが、いかんせん、アラフィフ社会人の身ではセンター試験ではそれほど良い点が取れるわけはなく・・・。一方、副専攻語は阪大外語仕様に圧縮後のセンター点の順番に希望が通ります。スペイン、ポルトガルといったメジャーに近い言語には通らず、「まさかの」か「やはり」かわかりませんが、フィリピン語に決定したというわけです。
今日はもう時間がなくなりました。で、いまはどうかって??まだ2ヵ月の初学者ですが、フィリピン語の重層性を楽しんでおります♩なんせ、現地のタガログ語+スペイン語+英語ですもの。なかなかおもしろいですよ。では続きはまた次回にします。
<追記>
後で記事を読み直してみて、最後の段落で引っかかってしまいました。フィリピン語の重層性は、もちろんスペインとアメリカによる植民地支配の結果であり、当時の現地の人にとっては迷惑千万だったはずです。そのあたりの事情をネイティブの教官の方が重苦しくなくサラッと語ってくれるので(英語で!)、目の前のことでいっぱいいっぱいの私は、言語として興味深く見るばかりでした。その土台にある歴史や人間を忘れてはいけませんね。あくまでも「言語として楽しんでいる」という意味です(>_<)
2012-05-29 23:26
コメント(2)
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こんにちは!
学ぶ楽しみに溢れているブログ、いいですね!
これからもちょくちょくお邪魔します。
楽しい記事、期待しています。
by hm (2012-06-05 10:20)
ご訪問、どうもありがとうございます!hmさんの大学とは違って、ここは埋まっている単位を掘り出さなければいけないところだそうで、楽しみつつ毎日苦労しています。出身大学では女子一番のさぼりっ子だったのに、まじめ学生に豹変しています(なんと、まだ1コマしか休んでいません・・・当たり前?)
またよろしくお願いします☆
by mai (2012-06-05 19:45)