SSブログ

やかまし村の謎が解けた!? [1年生のとき]

みなさん、長くつしたのピッピで有名なアストリッド・リンドグレーン作の「やかまし村」シリーズをご存じですか? 家が3軒しかないやかまし村で、6人半(半は赤ちゃんだからだそうです)の子どもたちが引き起こすほのぼのと楽しい生活を書いた本で、子どもと一緒に読んでいるうちに、すっかり私がはまってしまいました。

そのなかで赤ちゃんの名前が古い本ではケルスティンですが、最近改訂された本ではすべてシャスティーンまたはシャスティンになっていることが気になっていました。2〜3年来のその謎(大げさ?)が先々週受けたスウェーデン語の授業で解けました!

スウェーデン語では、語頭のKのあとにe、i、y、ä、öという母音(口の前の方から出る母音で、軟母音というそうですが、担当教官のMr.Sは前舌母音といった方がわかりやすいとおっしゃっていました・・・それはさておき)が続くと、Kの発音が変化して低い〔t∫〕に近くなるそうです。

それで音声付きの例文にあったのがKerstin。あれっ、あの子の名前に近いぞー。そうかも、そうかなあ??

あとでMr.Sに確認すると、やはりやかまし村の末っ子の名前と同じで「正確には『シェに近いチェ』だけれど、(翻訳書でシャとなっていても)まあいいだろう」ということでした(質問の時にかなり緊張していたので、もし聞き違っていたら申し訳ありません)。

推測ですが、古い本では英語読みしていたのが、誰かから指摘があったか、スウェーデンのことが日本でよく知られるようになって、実際の発音に近いように直されたのでしょうね。

私はスウェーデン語専攻ではなく、この授業さえ取らなかったら週のうち唯一、午前中で帰れる日なのですが、リンドグレーンと北欧好きなので、どうしても受けたくて頑張っています!ちなみに、この授業を取ったので、月〜金まで6時前の終業になってしまいました(^^;)。

ところで、この授業担当のMr.Sはスウェーデン語とスウェーデンへの深い愛情が感じられ、時折見せる笑顔がとっても素敵な方なのですが、そのことについてはまた、別の記事で触れると思います。

*きのくにに倣ってこのブログでは基本的に「先生」と呼ばずに、Mr.などの敬称をつけることにします。スウェーデン語の敬称はまだ習っていないので(^^;)。
コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。