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手作りの修学旅行♡ [きのくに]

このブログでは自分の大学や勉強をメインに書こうと決めていますが、時々、きのくにも出てきてしまいます(^^;)。早いもので、以前のブログに初登場した時には保育園児だった娘は小6になりました。

入学前後にはブログ常連の方にはいろいろアドバイスをいただき、どうもありがとうございました。おかげさまで、その後順調に過ごし、学校でも寮で本当に楽しくやっているようです。この2〜3年間はほとんど欠席もしていません。家や寮でぼおーっとしているよりも学校で活動している方が楽しいようで(笑)。

さてきのくにで、「6年生のメインイベントと言えば修学旅行」だそうです。ブックレット(http://www.kinokuni.ac.jp/nc/html/htdocs/?page_id=127)や堀さんの文章で何回も目にしたし、中高の先輩保護者にもそう聞いていたのですが、実は私はいま一つピンときていませんでした。

きのくにでは旅行が多いです。ほぼ毎学期あるクラス旅行(2泊くらい)、毎年希望者が行けるイギリスの分校滞在(3〜7週間)、「山の家」と呼ばれる近くの古民家での1泊の柿・みかん狩り、プロジェクトに必要な見学先への日帰りでの小旅行・・・・。

旅行慣れしている上に修学旅行は4泊5日。イギリスの6〜7週間滞在と比べると短いものです。普通の旅行の延長のようについ考えていました。

でもこれが全然違うようです。それは「修学旅行に行くか、行かないか」から始まって、春から今までかけて子どもたちがミーティングを重ねて、作り上げるものだからです。

最近、そういう年頃なのか、学校でのことを自分からはあまり喋ってくれなくなった娘ですが、昨晩旅行の荷物をしていてだんだん気持ちが盛り上がってきたのか、ふと漏らしていました。「ああ、緊張する。イギリスへ行った時よりも緊張するわ〜」「なんで?」「6年生だけで決めたからうまくいくかどうか、自分たちにかかっているから・・・」「そうかぁ〜」「イギリスは決めてもらってついて行っただけだからねー」。

なるほど〜、そうだったんだ。夏休み前頃には毎日放課後には6年生がミーティングしているという話は聞いていましたが、(もちろん大人のサポートはあったはずですが)、何から何まで決めたんだね。

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きのくには私立なので、授業日や休みがかなり柔軟に決められています。今日(11月3日)は授業日で外部からの見学生も受け入れるオープンデーということで朝、出かけていきました。週末には寮から修学旅行に出かけます。行き先は九州方面ですが、予定はなかなか充実していて、「私も行きたい。聞きたい」といううらやましい見学先もあります。

ところで、「行くか行かないか」から決めると書きましたが、4月には「(旅行までの)ミーティングがたいへんだから行きたくない」と言った子が一人いたそうです(それはそれで、なかなかスゴイ。大物になるかも!)。その子をみんなが「行った方がぜったい楽しいよ」「そうそう、行こうよ」などと説得して、全員で行くことになったそうです。

見学先でお話を聞くにあたって事前に勉強しておかなくては・・・ということで、各自テーマを分担して調べ物をしていました。宿題のないきのくになので、家で「課題」?に頭をひねっている娘を見たのは初めてでした!

また、見学先や宿の決定、予約も全部自分たちでしたそうです。「家で改まった電話などかけたことないのに(^^;)」と思いましたが、そこは大人が相手方になってくれてリハーサルをしたそうです(ホッ)。

そういうわけで、自分たちで作った=うまくいくかどうかは自分たち次第、という意識があるようです。「修学旅行で成長するというのはこういうことか」と、これまで聞いてきたことがやっとわかりかけてきたボンクラ母です(笑)。

出発のころにもしかしたら台風が接近するかもしれません。フェリーさえ欠航にならず、無事着いてくれたら・・・とかげながら祈っています。まあ、万一欠航になっても次善の策を考えて何とかしてしまいそうなパワーを感じますが・・・。

日程の都合上、寮から出発して、うちの子は遠方なので寮へ帰って、次の日から通常授業です。そういうわけでこんど会うのは2週間後の週末なのですが、どんな感想が聞けるのか(もしくは無口で言ってくれないのか)楽しみです。感想聞けなくても、修学旅行の本を作るので、そこで文章読むからいいものねー(笑)。

きのくにが取り上げられた本が出ます! [きのくに]

自分の大学生活について書こうとして始めたのですが、やっぱりきのくにネタは出てきてしまいます(笑)。

岩波の「世界」の今年2、3月号(だったかな)に連載されたルポが載った単行本が出ます。著者は瀬川正仁さんという方で数週間にわたって丹念に取材され、力の入ったルポになっています。「教育のチカラ」という連載の1つとして取り上げられ、きのくにのあとは確か刑務所内の中学校だったと記憶しています。いろいろなカタチの教育が載っています。

きのくにに関しては、良いところばかりでなく、著者の率直な感想、懸念もしっかり書かれていて、読み応えがありました。

「教育の豊かさ 学校のチカラ —分かち合いの教室へ—」瀬川正仁著(岩波書店)1700円

興味のある方は是非ごらんください♩

私はいよいよ今週から試験週間で、その後に着手する予定のレポートも2つ抱えていて、勝負どころを迎えています。昔の大学は7月10日からしっかり夏休みだったのに、いまや子どもに先を越されてしまいました(涙)。いま、子どもは友達に招かれてお泊まり中ですが、帰ってきて学童のお弁当作り、子どもの相手もしながら試験週間をどう乗り切るか・・・頭が痛いです(>_<)
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